タイの季節を考慮して快適な旅のプランニングをしましょう。タイには「暑期」「雨期」「乾期」がありますので以下でそれぞれを説明します。一年中夏のようなバンコクですが、寺院を観光する場合には肌を露出してはいけないので、気候を考慮するとともにマナーなどのポイントも挙げていきたいと思います。観光プランにあった服装でバンコク散策をしましょう。
バンコクの気候と旅のプラン
ー “タイの季節には「暑い」か「もっと暑い」か「最高に暑い」の三つしかない”
タイに暮らす人達はよくこんなジョークを言います。熱帯モンスーン気候に属するタイは一年中を通して気温が高く、ちょうど日本の7月から8月のような高温多湿な気候です。
暑期:4月ー5月
平均気温30度。タイの学校の夏休みの時期です。高温多湿で日本の8月のようです。スコールが突然降り出す事もあり、天気の変化がなかなか読めず、暑くて不安定な気候が続きます。湿度と気温が上がってくるこの時期はエアコンが効いているショッピングモールや複合商業施設で過ごすことが多くなります。
外を歩く時には熱中症に気を配り、体温が上がらないようにゆっくりと歩来ます。移動は出来るだけタクシーを使い、汗をかいた時のための着替えを準備し、場合によっては一度シャワーを浴びにホテルに戻るなど、日本以上の暑さ対策が必要です。
雨季:6月ー10月
平均気温29度・湿度87パーセント。5月中旬頃からスコールが増え、6月からは長い雨期が始まります。傘やレインコートなどの雨具は必須です。スコールのような雨だけで一日が終われば良いのですが、ひどい時には突然の大雨に一分もしないうちに全身びしょぬれ、傘をさしたら強風に煽られあっという間に壊れる、ということもあります。特に9月末から10月中旬は、日本の梅雨明け前のよう大雨が続き、冠水被害が出るところあります。10月中旬に雨季は終わりを告げます。
乾季:11月ー3月
平均気温は26度。湿度が低く、活動しやすい時期です。昼間は気温が上がりますが、朝晩は涼しく過ごしやすい日々が続きます。ビーチリゾート、ゴルフ、などはツアー料金も上がりますが、最も楽しい季節です。朝晩は冷える事もあるので長袖があると安心です。
バンコク観光における服装の注意
サンダルは肌を露出するので寺院参拝では禁止されています。またサンダルだとレストランやナイトクラブに入れない事もあるので、靴を用意した方が良いでしょう。
高温多湿な熱帯のバンコクでは公害についても考えなければなりません。過密人口と車の排気ガス多さで空気が汚染されて行きます。中心地に行く程その傾向が強く、暑い日には不愉快な臭いが鼻につく事さえあります。肺の弱い方は濡れたマスクで自衛する必要があるかもしれません。たまにマスクをしている人を見かけるのですが、それも自衛策なのでしょうか。雨期の冠水被害のあとも、水が上がって来た所は汚染されている可能性があるので、注意が必要です。