バンコク、賃貸物件周辺の環境とセキュリティについて

バンコクで賃貸物件を選ぶ際には、できるだけ環境がよく、セキュリティがしっかりしているところを選びたいものです。 まずは物件の下見の際に、周辺の環境をよく見ておきましょう。 気になる方は前もって物件の地理をつかんで、ネットでどんな場所なのかを調べておくのも一策です。

周辺の環境

① 夜の騒音は大丈夫?

昼間、人通りが多く屋台などもあるので比較的安心だと思っていても、夜になると街の様子がかわるところもあります。 若者が多い場所や夜の仕事をしている人が住むような格安アパートやマンションの場合、夜中の騒音に悩まされる ことがあります。 タイ人は夜も大音量で音楽を聴いたり、騒いだりすることに比較的寛容で、初めてタイに住む人の中には、こんなと ころでカルチャーショックを受ける人もいるようです。

② 物件の周辺は明るい?

大通りから小道(ソイと呼ぶ)をかなり奥まで入っていく物件の場合は、夜になっても街灯が明るい道か、バイクタクシ ーなど歩かなくてもたどり着ける手段があるのかなどもチェックしておきましょう。 夜中遅くに帰宅するときに、暗い道をひとりで歩かなくてはいけない・・なんてことだけは避けたいものです。

③ 洪水に合いやすい?

もうひとつチェックしたいのが洪水が起こりやすい地域かどうかです。 可能であれば、物件周辺に住んでいる日本人などに直接聞いてみるのが一番です。

物件別のセキュリティ

次にチェックしたいのは、建物内のセキュリティです。物件の種類別に考えて見ましょう。

サービスアパートメントの場合

サービスアパートのセキュリティは高級ホテルと同レベル。
24時間のフロントサービスや警備、キーカードシステム、オートロックなどホテル級のセキュリティシステムを取り入れ ているところがほとんどです。 ただし、ホテルと同じようにメイドさんが清掃やシーツ交換のために部屋に入るので、貴重品などはホテルに宿泊す るときと同じようにしっかり管理しておきましょう。

アパートメント、マンション、コンドミニアムの場合

アパートメントやマンション、コンドミニアムのセキュリティシステムは、物件によって様々ですので、下見の際によくチェッ クしておきましょう。
まず防犯カメラが各所に設置されているかを確認しましょう。日本人が多い物件ではきちんとしたシステムを導入しているところがほとんどですが、古い物件や格安アパートの場合は要注意です。
次に建物の入り口に警備員がいるかを確認しましょう。できれば24時間体制のところが望ましいです。 居住者以外の侵入を防ぐためキーカードシステムを導入している建物、ドアは二重ロックができる建物のほうがより 安心です。 その他にも火災報知器や消火器が各階に設置されているかなどもチェックしておきましょう。

タウンハウス、一軒家の場合

タウンハウスや一軒家は自分の家にいるように生活することができます。 タイの生活が長い方や、タイ人を配偶者に持つ方などにとってはたいへん居心地のよい住居ですが、セキュリティの 面ではこれらの物件が一番要注意です。 住宅地(ムーバーン)の管理が悪いところは、泥棒に入られる被害が多発する地域もあるということを肝に銘じてお きましょう。 このような物件を借りる場合は、アパートやコンドミニアム以上にセキュリティに気をつけ、メンテナンスも自己管理で 行うということを念頭においておかなくてはなりません。

以上のようなことをチェックして安全な物件を選び、バンコクでの生活をより快適なものにしてください。